(2024年10月1日発表)
有効求人倍率は、厚生労働省が公共職業安定所(ハローワーク)のデータをもとに作成している経済指標です。
毎月月末に前月分の集計結果が、一般職業紹介状況(職業安定業務統計)の中で公表されます。
本記事では、最新の「有効求人倍率」「新規求人倍率」「正社員求人倍率」の3つをグラフ化し(季節調整値)、毎月公開しています。
最新のデータとその意味を理解し、求人市場の動向を把握しましょう。
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目次
8月の有効求人倍率は1.23倍で、前月から0.01ポイント低下
2024年8月の有効求人倍率は、前の月と比べて、有効求人数は▲0.8%低下、有効求職者数は▲0.3%低下しました。
有効求人倍率は1.23倍となり、前月から0.01ポイント低下となりました。
有効求人数、有効求職者数ともに、前月に続き減少となっています。
- 有効求人数 : 2,402,482件 → 2,382,651件(▲0.8%)
- 有効求職者数: 1,936,570人 → 1,930,335人(▲0.3%)
8月の新規求人倍率は2.32倍で、前月より0.10ポイント上昇
2024年8月の新規求人倍率は、前の月と比べて、新規求人数は+1.9%増加、新規求職者数は▲2.6%低下しました。
新規求人倍率は2.32倍となり、前月より0.10ポイント上昇しました。
- 新規求人数 : 816,630件 → 832,062件(+1.9%)
- 新規求職者数: 367,584人 → 357,895人(▲2.6%)
8月の正社員有効求人倍率は1.01倍で、 0.01ポイント上昇
2024年8月の正社員有効求人倍率は、前の月と比べて、求人数は+0.1%増加、求職者数は▲0.4%低下となりました。
正社員有効求人倍率は1.01倍となり、前月から0.01ポイント上昇しました。
- 有効求人数(正社員) : 1,157,984件 → 1,159,681件(+0.1%)
- 有効求職者数(パート除く常用): 1,154,061人 → 1,149,672人(▲0.4%)
※正社員有効求人倍率は、正社員雇用の有効求人数を、パートタイムを除く常用の有効求職者数で除して算出。 パートタイムを除く常用の有効求職者には、派遣や契約社員を希望する者も含まれるため、厳密な意味での正社員有効求人倍率より低い値となる。
以上、最新の有効求人倍率、新規求人倍率、正社員求人倍率についてまとめました。
※まとめている数値は季節調整済みの数値です
有効求人倍率についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
【2024年版】有効求人倍率とは?|データの読み解き方と転職市場への影響
有効求人倍率の定義や計算式から、データの読み解き方、転職市場への影響まで解説しています。