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ロジハラとは?|管理職のハラスメント対策

「ロジハラ」という言葉があるのをご存知でしょうか?
パワハラ、セクハラなどと同じ、ハラスメントの一種なのですが、最近、テレビ番組などでも取り上げられたりと話題になりました。

ロジハラとは何か、何が問題なのか考え、管理職のハラスメント対策について解説します。

目次

ロジハラ(ロジカルハラスメント)とは

ロジハラ

正論を突きつけて、相手を追い詰めるハラスメント(嫌がらせ)

テレビ番組内で紹介された職場でのロジハラの例が、話題になりました。

会議が長引き、昼が期限の資料提出が遅れた場面で、
「会議が長引いても遅れていいことにはならない」
「会議の前にやるべき」
「せめて事前に遅れる報告をするべき」
のように、正論を並べ上司が叱責することが「ロジハラ」になる可能性があるとの内容です。

これに対して、SNSでも「これがダメなら仕事にならない」「ロジックなく、感情だけで怒られる方がきつい」など、違和感をつぶやくコメントも投稿されていました。

確かに、仕事において納期を守るというのは当たり前で、それを注意することはマネジメントとして当たり前です。
では、一体なにが問題なのでしょうか?

その伝え方は適切?|ハラスメントは相手の感じ方が争点

ハラスメントとは、相手の意に反する行為で不快な感情を抱かせることです。
大事なのは「行為者がどう思っているか」ではなく、「相手がどう感じるか」ということ。

いくら本人の成長のためと思い指導していても、相手が嫌がらせだと感じてしまう伝え方になってしまっていたら、ハラスメントと言われても仕方ありませんし、マネジメントとしては失敗です。
メンバーの動機づけや支援、育成を行うことで、組織を成功に導くのがマネジメントの役割だからです。

上記のロジハラの事例では、社会人として当たり前の納期を守ることができていないので、マネジメントとして「次に同じ失敗を起こさせないようにする」こと自体は必要です。
本人の業務状況や過去の経緯を加味して、どのように伝えれば効果的かを考えるのがマネジメントの本来の姿です。

本人が納期を守る重要性を理解していない

納期を守ることの重要性、守らない場合の悪影響を理解させる。
なぜ納期を守る必要があるのかの理解が大事なので、叱責より、説明や問いかけが適切。

納期を守る重要性は以前に伝えたが、同じミスが続いている

まずは、本人に守れなかった原因を確認する。(致し方ない理由があるかもしれない)
納期を守る重要性を理解した上での本人の怠慢であれば、叱責を用いて構わない。

納期を守る意識はあるが、時間や能力の面で実現不可能

業務量や能力的に困難な納期設定など、本人で解決仕切れない原因がある場合は、マネジャーが支援する。
このように、本人の状況や原因を確認し、3つに場合分けするだけでも、それぞれ効果的なアプローチ方法は異なります。

きちんとメンバーと向き合い、マネジメントする意識があれば、べき論を並べて指摘だけすることが効果的ではないことに気づけるはずです。

ロジハラはマネジメント力不足が引き起こすパワハラ

職場でのロジハラは、マネジャーとして指摘したいと思った事象自体は間違ってなく、それを改善させるための伝え方に問題があります。

本人の怠慢など、本人の意識を変えるために叱責を用いる場面もないわけではありませんが、人を動かす基本は、相手に自ら動きたくなる気持を起こさせることです。

より良い伝え方を考えずに毎回指摘や叱責をしているとしたら、それはマネジメントの怠慢です。
上司の立場(パワー)を利用して、メンバーを従わせるのでは「パワハラ」です。

以下チェックリストに当てはまる場合は、自身のマネジメントを振り返り行動を見直してみてください。

チェックリスト
  • メンバーの悪い点に目がいく
  • 具体的なアドバイスではなく、指摘をすることが多い
  • メンバーを褒めたり、認めるコミュニケーションが苦手
  • メンバーから相談してくることが少ない
  • 相手を論破するとスッキリする
  • 叱責する前に、メンバーの意見や考えを聞いていない

マネジメントとは、指摘することではなく、メンバーを適切な行動や成果に導くことです。
そのためには、メンバーを理解し、相手に合わせて効果的な伝え方を考えることが重要です。

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